休日の全て。―――万歩計つけたら?
2001年7月21日海の日である。
久しぶりの平日のお休み。
世の中は3連休に浮かれ、学生どもは夏休みのはじまりだ。
そして私はいつものように明日にはもう出勤という憂目にあっている。いや、それは別にいい。
木曜日の終わりに大失態を犯し、担当セールスにはこっぴとく怒られ、さまざまな人に迷惑をかけたので大変会社に行きにくい・・・なんてのも仕方のない話だし。
それで昨日の晩の私が一人でお酒に逃げようが、夜眠れなくなろうが
それはただの気分だ。
しかしながら
「せっかくの休日なんだから何かしなきゃもったいない!」
というゆっくり休んで反省すべき休日にはあるまじき考えが再び私を支配。
・髪を切る(ベリーショートにでも)
・ピアスを開ける(耳です、あしからず)
・服を買う(いままでとは違う感じのやつ希望)
なんていう計画が頭をよぎったりした。
何だよ、ちょっとした変身願望じゃないか、私も弱々しくなったもんだ・・・なんて朝食を食べながら思っていたところで
我が愛すべき両親がまたおかしなことを言い出した。
「とうもろこし祭に行くぞ!早く支度をしろ!」
―――とうもろこし祭
世の中にそんな祭があったのか。というよりも祭さえつければなんでもありか・・そうか。
ということで親子そろってもろこし祭とやらに出掛けることになった。
目的地は富士川のもっと奥。地名は忘れてしまったが(笑)どこかの農産物直売所の前で行われているらしいその祭。
出発は10時。父は朝摘みのとうもろこしなのでちと時間遅いんじゃないかと気にしていた。
母はとうもろこしが食べれることがとても嬉しそうだった。
私の鼻はすでに香ばしい醤油の匂いを嗅ぎ付けていた。
車内は買ったばかりのゆずのライブ版が流れる。のどかな田舎の森林風景に2人の歌声はよく合っていた。
そしてライブの感動を思い出し曲にあわせて唄い暴れて、両親に怒られたりしながら
着きました。目的地。もろこし祭の幟。
まつりのあと―――とはこのことをいうんだろうな。
出店はあるもののとうもろこしの姿は見えず。その狭い広場には地元民のみがたむろす。
我が車はそのままその直売所を素通りし、何もなかったように家までのドライブに切り替えた。
最後に母が言った「とうもろこし、買えると思ったのに」
その言葉がなんとも物悲しく、哀愁の風が車内に吹き込んでいた。
その後のくねくね山道で乗り物に弱い私はすっかり酔ってしまい
まあ結果的には最悪な休日のドライブになったわけである。
その後昼食をとり、居眠りをすること2時間強。
たたき起こされたんだか、自分で起きたんだか覚えてないが
テレビを見れば高校野球静岡県予選で我が母校が一回戦コールド勝ちを収めていた。
私の母校は野球の伝統校で、その応援にもなにやら力が入っている。
入学してしばらくすると応援練習というのがあって
一週間ぐらい、昼休みと放課後講堂に集められ、応援とはなんぞやを叩き込まれたりもするのだ。
そしてその中に「得点が入ったときに唄う歌」というのもある。
さて今回、だった1試合で12得点も入れたわけで
まさか12回も「あの歌」を唄ったのかと疑問に思っていた。
最終攻撃回、母校はまた一点を追加。
しかしながらブラスバンドの音楽は変わらずに「なんとかマーチ」をしているので、やっぱり5.6回でやめるんだろうなぁ、なんて思っていたが・・・。
しばらくして聞き覚えのある前奏。「あの歌」だった。
やはりそう甘くなかった。12回唄ったのだ。こりゃ相手チームも唄うほうも嫌になるだろうなぁなんて思ったりした。
その後、5時近くになって街に出た。
休みなのにただ家にいるのも嫌だったし、
丸井のセールも見たかったし、ずっと買えなかったGRAPEVINEの「風待ち」も欲しかったので。
徒歩で街まで出る。スカートは買ったばかりのイセタンチェック。
そんなスカート柄で西武デパートに入ってみたりした<馬鹿
因縁の西武ギフトセンターを回り、何人かの人がお中元の注文をしているのを見て
月曜日、机の上に置かれたギフト発注書を想い憂鬱になる。
西武まで行ってまた戻り、七間町のくじ引きをやって見事に外れ、はずれのあめ玉をなめながら「すみやソフト館」で「風待ち」を探す。ない。何故!?
その足で今度はツタヤに行く。ない。何故!?
そして新静岡センターの「すみや」で探す。ない!何故!!?
クサクサしながら最後の望み「丸井のVergin」まで行く。
そこでやっと念願のイルカのジャケットに出会うことが出来た。
しっかしプゥやナンバカとかならともかくバインのCDを探すのにもこんなにいろいろ行かなきゃいけない静岡って・・・本当にもう!!
CDを手にし、ニンマリしていた時、お久しぶりの友人に出くわす。ちょっとWで嬉しかったかもしれない。
さて、CDを手に入れるともうすぐ聴きたくなって仕方なくなった。
家に帰るのも待ちきれない。そこで閉店間際の電気屋に飛び込みCDウォークマンを即購入。
(別に衝動買いじゃないもん。前々から買う気だったし、最近MDウォークマンの調子悪いからだもん<言い訳)
即、店の前でゴソゴソと箱を開け<かなり怪しげ
すぐその場で再生してやった。
田中氏がこんなに優しい声を出すことに驚き、すごく感動した。
家に帰る道を歩きながら本当に泣きそうになった。
前回でちょっと離れてしまったのかなと想っていたバインがやっと自分の中にも帰ってきたみたいで、なんだかとても光栄だった。
それから二度「風待ち」を聴いてクタクタになりながら家に帰った。
さて、随分長く書いてしまったがこれが金曜休日にした私の行動のほぼ全てである。
この他、朝から会社から電話がかかってきたり(怖)
今まで着たことのないノースリープTシャツを二枚も買ってしまったり
覗いたお店で店員のにいさんに「また遊びにきてください」なんて言われて浮かれたりもしたが。
休日だけあって普段の生活では考えられないほどの人生の濃さ。
朝起きて会社に行って帰ってきてご飯食べて寝るだけの日常を早くどうにかしたいものである。
さて、明日は出勤だ。
役立たずの私に一体何をしろと?
久しぶりの平日のお休み。
世の中は3連休に浮かれ、学生どもは夏休みのはじまりだ。
そして私はいつものように明日にはもう出勤という憂目にあっている。いや、それは別にいい。
木曜日の終わりに大失態を犯し、担当セールスにはこっぴとく怒られ、さまざまな人に迷惑をかけたので大変会社に行きにくい・・・なんてのも仕方のない話だし。
それで昨日の晩の私が一人でお酒に逃げようが、夜眠れなくなろうが
それはただの気分だ。
しかしながら
「せっかくの休日なんだから何かしなきゃもったいない!」
というゆっくり休んで反省すべき休日にはあるまじき考えが再び私を支配。
・髪を切る(ベリーショートにでも)
・ピアスを開ける(耳です、あしからず)
・服を買う(いままでとは違う感じのやつ希望)
なんていう計画が頭をよぎったりした。
何だよ、ちょっとした変身願望じゃないか、私も弱々しくなったもんだ・・・なんて朝食を食べながら思っていたところで
我が愛すべき両親がまたおかしなことを言い出した。
「とうもろこし祭に行くぞ!早く支度をしろ!」
―――とうもろこし祭
世の中にそんな祭があったのか。というよりも祭さえつければなんでもありか・・そうか。
ということで親子そろってもろこし祭とやらに出掛けることになった。
目的地は富士川のもっと奥。地名は忘れてしまったが(笑)どこかの農産物直売所の前で行われているらしいその祭。
出発は10時。父は朝摘みのとうもろこしなのでちと時間遅いんじゃないかと気にしていた。
母はとうもろこしが食べれることがとても嬉しそうだった。
私の鼻はすでに香ばしい醤油の匂いを嗅ぎ付けていた。
車内は買ったばかりのゆずのライブ版が流れる。のどかな田舎の森林風景に2人の歌声はよく合っていた。
そしてライブの感動を思い出し曲にあわせて唄い暴れて、両親に怒られたりしながら
着きました。目的地。もろこし祭の幟。
まつりのあと―――とはこのことをいうんだろうな。
出店はあるもののとうもろこしの姿は見えず。その狭い広場には地元民のみがたむろす。
我が車はそのままその直売所を素通りし、何もなかったように家までのドライブに切り替えた。
最後に母が言った「とうもろこし、買えると思ったのに」
その言葉がなんとも物悲しく、哀愁の風が車内に吹き込んでいた。
その後のくねくね山道で乗り物に弱い私はすっかり酔ってしまい
まあ結果的には最悪な休日のドライブになったわけである。
その後昼食をとり、居眠りをすること2時間強。
たたき起こされたんだか、自分で起きたんだか覚えてないが
テレビを見れば高校野球静岡県予選で我が母校が一回戦コールド勝ちを収めていた。
私の母校は野球の伝統校で、その応援にもなにやら力が入っている。
入学してしばらくすると応援練習というのがあって
一週間ぐらい、昼休みと放課後講堂に集められ、応援とはなんぞやを叩き込まれたりもするのだ。
そしてその中に「得点が入ったときに唄う歌」というのもある。
さて今回、だった1試合で12得点も入れたわけで
まさか12回も「あの歌」を唄ったのかと疑問に思っていた。
最終攻撃回、母校はまた一点を追加。
しかしながらブラスバンドの音楽は変わらずに「なんとかマーチ」をしているので、やっぱり5.6回でやめるんだろうなぁ、なんて思っていたが・・・。
しばらくして聞き覚えのある前奏。「あの歌」だった。
やはりそう甘くなかった。12回唄ったのだ。こりゃ相手チームも唄うほうも嫌になるだろうなぁなんて思ったりした。
その後、5時近くになって街に出た。
休みなのにただ家にいるのも嫌だったし、
丸井のセールも見たかったし、ずっと買えなかったGRAPEVINEの「風待ち」も欲しかったので。
徒歩で街まで出る。スカートは買ったばかりのイセタンチェック。
そんなスカート柄で西武デパートに入ってみたりした<馬鹿
因縁の西武ギフトセンターを回り、何人かの人がお中元の注文をしているのを見て
月曜日、机の上に置かれたギフト発注書を想い憂鬱になる。
西武まで行ってまた戻り、七間町のくじ引きをやって見事に外れ、はずれのあめ玉をなめながら「すみやソフト館」で「風待ち」を探す。ない。何故!?
その足で今度はツタヤに行く。ない。何故!?
そして新静岡センターの「すみや」で探す。ない!何故!!?
クサクサしながら最後の望み「丸井のVergin」まで行く。
そこでやっと念願のイルカのジャケットに出会うことが出来た。
しっかしプゥやナンバカとかならともかくバインのCDを探すのにもこんなにいろいろ行かなきゃいけない静岡って・・・本当にもう!!
CDを手にし、ニンマリしていた時、お久しぶりの友人に出くわす。ちょっとWで嬉しかったかもしれない。
さて、CDを手に入れるともうすぐ聴きたくなって仕方なくなった。
家に帰るのも待ちきれない。そこで閉店間際の電気屋に飛び込みCDウォークマンを即購入。
(別に衝動買いじゃないもん。前々から買う気だったし、最近MDウォークマンの調子悪いからだもん<言い訳)
即、店の前でゴソゴソと箱を開け<かなり怪しげ
すぐその場で再生してやった。
田中氏がこんなに優しい声を出すことに驚き、すごく感動した。
家に帰る道を歩きながら本当に泣きそうになった。
前回でちょっと離れてしまったのかなと想っていたバインがやっと自分の中にも帰ってきたみたいで、なんだかとても光栄だった。
それから二度「風待ち」を聴いてクタクタになりながら家に帰った。
さて、随分長く書いてしまったがこれが金曜休日にした私の行動のほぼ全てである。
この他、朝から会社から電話がかかってきたり(怖)
今まで着たことのないノースリープTシャツを二枚も買ってしまったり
覗いたお店で店員のにいさんに「また遊びにきてください」なんて言われて浮かれたりもしたが。
休日だけあって普段の生活では考えられないほどの人生の濃さ。
朝起きて会社に行って帰ってきてご飯食べて寝るだけの日常を早くどうにかしたいものである。
さて、明日は出勤だ。
役立たずの私に一体何をしろと?
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