あんこ嫌いが作るアンパンはこうなる。
2001年4月9日日曜日の朝7時、誰よりも早く起床する。
大した予定もないのに早く起きるのは休日の慣習。
そして大したようもないのにテレビをつけ、何もすることがなくソファーでぼーっとする。
そして歯磨いたり、顔洗ったりした後、朝ご飯でも食べようかと台所へ行ってみるも何もなし。
その頃、母が起きてきて
「ご飯は?」
「何言ってんの?いまからよ」
「え!?まだみんな朝ご飯食べてなかったの!?」
といういつもの会話がなされる。
朝からぼけた娘に、寝起き母、少し怒る。機嫌が悪いときの母の味噌汁は豆腐。
その後、そのへんに転がってたバナナやらヨーグルトやら(その日によって違う)を適当に口に入れ
公共の電波で喧嘩する政治家の皆さんを眺め、眠気を呼び
「あんたー、ご飯。ちょっとまた寝る気!?ご飯は!?」
という母の声を背中に再び就寝。
その後、起きてみると「メレンゲの気持ち」ももうエンディング。
台所には冷えた朝食(やはり味噌汁は豆腐)とぬるい焼きそばが並んでいる。
まるで「さ、お前はどっちを食べるのだ!」とでも言いたげな配置。
家にはすでに人はいない。我が家は揃いも揃ってアウトドア派なのだ。
まだ半分寝てる状態でぬくい焼きそばを食み、
味噌汁を温めた後、ご飯はラップして冷蔵庫へ片す。
その後、だんだん頭が覚醒するのを待ち(覚醒しない日はそのまま寝て終わる)
あまりの部屋の散らかりように掃除を決意するも
半時ほどで頓挫。掘り出し物の昔の本などを読み始める。
はっとして、もう3時半。お馬さん好きの父はテレビの競馬中継を見ながらひっくり返っている。
毎月送られてくるも多忙のため手をつけられなかった簡易パン焼きキットのことを思い出す。
思えば、もう三ヶ月分も貯まっていた。
ここはひとつ、パンでも焼きましょうと一番古いものから開封。中から出てきたものに驚き、放り投げる。
真空パックされた甘味。
この私にどうやらあんぱんを作れというらしい。
私は世界で一番あんこが嫌いである。
(ちなみに世界で一番苦手なりは犬、今は誰も聴いてないが)
しかし次に進むためには避けて通れない道。
私は嫌々ながらパンを捏ね、あんこのパックを空けた。眺めた。閉めた。沈んだ。
結局、12個中の6個を母に託し、あんこを包んでもらい、あとはゴマペーストを中に入れてみた。
今回は前回よりうまく焼けたと自負している。ゴマの方は。
あんぱんを食べた母がひとこと「あんこが多い」とのこと。
当たり前である。12個全てに入れる分量のあんこを6個にぶちこんだのだから。
でもいいじゃない。みんなあんこが好きなんでしょ?
ということであんこ嫌いがつくるあんぱんには
必要以上にあんこが入ってしまう。
あんこ大好き人はあんこ嫌いに作ってもらうといい。
尻尾までぎっしり・・・なんてお話にならない(笑)
夕飯後、月末に行く旅行の空席状況を確認。
GWのため、特割のチケはすでに完売していた。
ということは普通料金・・・しばらく家から出ないことにしよう。
日曜日なんて所詮こんな感じに無気力なものである。
今日はパンを焼いただけまし。
まぁ、いいや。何もしない時間を過ごすこと。これが私の一番好きな日常なのだ。
明日は月曜日、何もなければいいのだが、最近は煩わしいことばかり。
好きなことをしていない限り、人生に悩みはつきないというけれど
最近どうやら好きなことをやっているという自覚がないと、そんな気力なぞ生まれないことに気付く。
ずっと流されてきた人生、でっぱった杭にひっかかって今はもがいている状態。
私は何に向いているのか、そんなことを考えるのはいまからじゃ遅すぎるのだろうか。
まあ、当面の問題は
このあんぱんをどう処分しようか、ということに尽きるけれど。
いやはや、つぎは「ブリオッシュ&チョコロール」である。
大した予定もないのに早く起きるのは休日の慣習。
そして大したようもないのにテレビをつけ、何もすることがなくソファーでぼーっとする。
そして歯磨いたり、顔洗ったりした後、朝ご飯でも食べようかと台所へ行ってみるも何もなし。
その頃、母が起きてきて
「ご飯は?」
「何言ってんの?いまからよ」
「え!?まだみんな朝ご飯食べてなかったの!?」
といういつもの会話がなされる。
朝からぼけた娘に、寝起き母、少し怒る。機嫌が悪いときの母の味噌汁は豆腐。
その後、そのへんに転がってたバナナやらヨーグルトやら(その日によって違う)を適当に口に入れ
公共の電波で喧嘩する政治家の皆さんを眺め、眠気を呼び
「あんたー、ご飯。ちょっとまた寝る気!?ご飯は!?」
という母の声を背中に再び就寝。
その後、起きてみると「メレンゲの気持ち」ももうエンディング。
台所には冷えた朝食(やはり味噌汁は豆腐)とぬるい焼きそばが並んでいる。
まるで「さ、お前はどっちを食べるのだ!」とでも言いたげな配置。
家にはすでに人はいない。我が家は揃いも揃ってアウトドア派なのだ。
まだ半分寝てる状態でぬくい焼きそばを食み、
味噌汁を温めた後、ご飯はラップして冷蔵庫へ片す。
その後、だんだん頭が覚醒するのを待ち(覚醒しない日はそのまま寝て終わる)
あまりの部屋の散らかりように掃除を決意するも
半時ほどで頓挫。掘り出し物の昔の本などを読み始める。
はっとして、もう3時半。お馬さん好きの父はテレビの競馬中継を見ながらひっくり返っている。
毎月送られてくるも多忙のため手をつけられなかった簡易パン焼きキットのことを思い出す。
思えば、もう三ヶ月分も貯まっていた。
ここはひとつ、パンでも焼きましょうと一番古いものから開封。中から出てきたものに驚き、放り投げる。
真空パックされた甘味。
この私にどうやらあんぱんを作れというらしい。
私は世界で一番あんこが嫌いである。
(ちなみに世界で一番苦手なりは犬、今は誰も聴いてないが)
しかし次に進むためには避けて通れない道。
私は嫌々ながらパンを捏ね、あんこのパックを空けた。眺めた。閉めた。沈んだ。
結局、12個中の6個を母に託し、あんこを包んでもらい、あとはゴマペーストを中に入れてみた。
今回は前回よりうまく焼けたと自負している。ゴマの方は。
あんぱんを食べた母がひとこと「あんこが多い」とのこと。
当たり前である。12個全てに入れる分量のあんこを6個にぶちこんだのだから。
でもいいじゃない。みんなあんこが好きなんでしょ?
ということであんこ嫌いがつくるあんぱんには
必要以上にあんこが入ってしまう。
あんこ大好き人はあんこ嫌いに作ってもらうといい。
尻尾までぎっしり・・・なんてお話にならない(笑)
夕飯後、月末に行く旅行の空席状況を確認。
GWのため、特割のチケはすでに完売していた。
ということは普通料金・・・しばらく家から出ないことにしよう。
日曜日なんて所詮こんな感じに無気力なものである。
今日はパンを焼いただけまし。
まぁ、いいや。何もしない時間を過ごすこと。これが私の一番好きな日常なのだ。
明日は月曜日、何もなければいいのだが、最近は煩わしいことばかり。
好きなことをしていない限り、人生に悩みはつきないというけれど
最近どうやら好きなことをやっているという自覚がないと、そんな気力なぞ生まれないことに気付く。
ずっと流されてきた人生、でっぱった杭にひっかかって今はもがいている状態。
私は何に向いているのか、そんなことを考えるのはいまからじゃ遅すぎるのだろうか。
まあ、当面の問題は
このあんぱんをどう処分しようか、ということに尽きるけれど。
いやはや、つぎは「ブリオッシュ&チョコロール」である。
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