とりあえず、このくらいできないと。

親戚の子が来年の成人式用の着物を下見するため近所まで来たので惰性で着いて行くことにした。親戚の子、その子のお母さん、うちのおかん、おかんのお母さん、そして私。ただ着物の下見にこんなゾロゾロと着いていってしまう、我が一族の妙な連帯感とでも言うべきか。みんなひとこと口出したいのよね。ま、私はコギャル化した親戚を久しぶりに見てみたい好奇心もあったり。
高校を卒業した彼女は見事コギャルから「あゆ」に変わっていた。ううん、私は通らなかった道を通ってる感じ。感服。
こういう年下のコを見ると
「私も大人(オバサン)になったなぁ」とつくづく実感してしまう。近頃はタメもしくは年上の世代との付き合いが多いため、その感慨もひとしおだった。末っ子気質が染付いてると会社で後輩入った時大変って聞いたけど、本当なのか。

その後、おばあちゃんをセンターまで見送って、そのまま本屋をブラブラすることにした。ぶらぶらすると行ったらCD屋か本屋。その日も本屋のあとCD屋行ったからほんといつものコースしか行ってない。世間知らずなんだよね、どうも最近。
ま、そんなことはさておき、私は料理本集めという趣味を持っている。
世界の料理本はマレーシアに手を出した時点で一通り集め終わって、今はカフェメニューの料理本がブーム。しかしながら、その日、料理本コーナーで平積みされてた表紙になんとなく痛い文字が。
「基本の○○　〜とりあえずこの料理さえ作れれば〜」
私はこのキャッチがどうしてもこう見えてしまう。
「とりあえず、このくらいできないと、ねぇ？」
すかさず手にとって見たけど、ホントに基本、でも、さぁ、これを作ってくれって言われてもおいしくできるかどうかは保証しないわよって料理ばかりだった。私は変な料理本ばかり買ってくるせいで、作るのは変な多国籍料理ばかり。そりゃ家族も食わんわね。
プロヴァンス風焼き鳥が出来てもオムライスが作れないんじゃだめしょ？ってことで
買いました。基本の中華、基本のイタリアン、基本の和食。
いやはや、まるで花嫁修業のよう？？
家帰って眺めてみたんだけど、さすが基本。ホント基本。嬉しいくらい材料が普通(笑)
これでしばらく基本の家庭料理をつくってみたい。
とりあえず、このぐらいできないと、ねぇ？(笑)